「ご祈祷」のご依頼について
☆お電話にて
047-334-2386(毎日9時~16時)までお電話下さい。
※来山日時、人数、祈願種目等をお伝え下さい。
☆FAXにて
お申込書にご記入の上、047-332-8157までFAXして下さい。
当院にてスケジュール等を確認後、ご連絡致します。
お申込み書(PDFファイル 16KB)
↑こちらをクリックし、印刷したものをご利用下さい。
☆寸志について
奉納寸志につきましては、人数やご祈願種目等に依りますので、お電話にてご回答致します。
【 補足 】
- 12月6日~翌年2月9日までは当日受付出来ます。それ以外の日はご予約下さい。
- ご祈祷をお受けになられた方には、遠壽院の「お札」と荒行僧が念を籠めた「秘妙符」をお渡し致します。
祈祷秘妙符の由来
遠寿院荒行堂の護符(御符)は、その靈験顕著なことで知られておりますが、それは、そもそも寒壱百日間、苦修練行の荒行僧が心血を注いで造り上げるものだからであります。そしてこれは一般の御札ではありません。
遠く四百年伝来の秘法の一端を紐解くと、まず荒行僧は正月大寒に入ると「寒水」を取ります。この寒水はいくら日が経っても腐らないという不思議な水であります。そして荒行僧がこの寒水を使い鬼子母尊神の御宝前において法華経を読誦し、心魂をそそぎながら造られたのがこの三粒の護符であります。荒行僧の心魂がこの護符相承に於て最高潮に達するのは、この護符が出来上がるまでに多くの時間を費やすと共に護符の一粒一粒に行僧の念力を入魂すからに他なりません。
荒行僧が心血を注いで造るこの護符も滅亡するかと思われる時がありました。それは明治初期、廃仏毀釈といって仏教排斥の運動が起り、時局の政策として仏教寺院の祈祷、更にはこの護符を人に与えることの廃止命令まで出された時の事です。その時、遠寿院第二十五世日光上人は敢然として千葉県令(今の県知事相当)のもとに出頭し県令並に役人立ち会いの場所でまず毒薬を飲み、その直後に護符を飲んだところ全く心身に異状を来たさなかったため、それを見た県令はじめ役人一同驚愕、感嘆!以後、遠寿院の祈祷、護符に関しては一切規制をしない、との公許を下したという逸話はあまりにも有名であります。かくして、それ以降当山の祈祷が種々の変遷、形態を保ちながらも今日迄存続発展して来た基には、斯様な先師の不惜身命の努力があったことは申すまでもありません。
この靈験あらたかな護符の飲み方は、まず薬指に三粒を取り、御宝前にお供えした水を口に含み、御題目を三返念じて飲み干します。その後静かに目を閉じ、願いごとを祈念いたします。残った上包やカブト紙は御題目を唱えながら御焚き上げして処分して下さい。この遠寿院流の祈祷秘妙符は遠寿院、若しくは遠寿院荒行堂出身の各上人の御寺で拝受することができます。