2025年2月10日(月)
荒行成満会
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寒百日間の荒行修行が終わり、無事満行を迎えられた荒行僧へ許証授与などの式典が行われました。
6時30分頃 瑞門が開く
7時30分から8時頃、満行した荒行僧の法楽加持(御祈祷)
9時頃 許証授与式
12月17日(火)
第41回修法研修会
当日は全国から僧籍の方だけではなく、大学教授をはじめ、様々な領域の方にご参加頂きました。御礼申し上げます。
教界紙に掲載されました。
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
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日時 | 2024年12月17日(火) 午後2時開講、5時半終了 |
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会場 | 中山遠壽院 (市川市中山2-3-2) |
講師 | 遠壽院荒行堂傳師 戸田日晨 |
講題 | 「行体験と霊的世界」 -現代僧侶とスピリチュアリティー- |
お問合せ | 遠壽院 TEL 047(334)2386 (本院直通・午前9時~午後4時まで) |
今日、世界全般において、人々の関心事の潮流として、スピリチュアリティー(精神性)を探求する傾向が強くみられる。またこの「精神世界」を論ずる場合、従来よりの思想、哲学を離れて、「前世・来世」、「霊気・霊魂」、更には宇宙論に始まり未確認事象(UFO、異星人など)にも言及している現状がある。
伝統仏教の定義では、禅定と智慧、即ち「定慧の二道」が仏道修行の根幹とされ、日蓮聖人は独自の成仏観から「行学の二道」の重要性を示された。それでは今日「修行、行」を志す僧侶にあって、どの様なスピリチュアル体験が得られているのであろうか。否、むしろ「霊的実体験」を経る、ということが難しくなっている現状があるのではないか、という視点から問い直してみたい。
2025年2月18日(火)
大荒行成満祈祷会
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
当山におきましては毎年十一月一日より翌年二月十日まで寒壱百日間の荒行が行われ、各地から僧侶が集まり、二月十日の成満を期して苦修練行が行われています。
この荒行は当山四百年伝来の行法として、全国的にも有名な修行であり、その内容の厳しさは皆様ご承知のことと思います。
その一日の修行の内容は、朝三時に始まる一日七度の水行、そしてひと時の休息をも許されない読経三昧の行、食事は朝夕の二回を中心におかゆと汁を主とした一汁一菜で過ごします。更に身に着けるものは白衣一枚と薄手の下履き、麻の浄衣という、まさに常人の限界を超えた修行であり、当遠寿院が荒行の根本道場であります。
この苦修練行を成就し、二月十日に成満される荒行僧をお迎えして恒例の祈祷会を開催致します。今日、より厳しさを増す現代社会の中、日本の伝統行法に基づいた修行を終えた御上人方が満行を迎えます。この法悦を是非皆様と共に味わいたいと存じますので、ご参詣下さいますよう、ご案内申し上げます。
正午:水行式
午後1時頃より:荒行成満報告祈祷会(大祈祷会)
なお、荒行成満報告祈祷会(大祈祷会)における「特別個人祈念」、「回向」をご希望の方は、事前に遠寿院までお申し込み、お問い合わせ下さい。
【お申し込み・お問い合わせ】
『表堂』展示案内
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江戸幕末期、激動する国内外の難局に対応するため、天皇家と幕府が協力し合い「公武合体」と云う方針が生じました。
その一環の動きとして、将軍家より尊崇されていた遠壽院の表堂奉安の鬼子母尊神像が、 東海道を幕府警護のもと大行列で京に上り、京都御所禁裏において当時の孝明天皇、また後の明治天皇となる睦仁親王が尊神を御親拝になられました。
その結果、「天拝尊神」号を賜ることとなりました。
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この京都出開帳は、文久元(一八六一)年と慶応二(一八六六)年の二度に渉り行われました。
また、この出開帳と共に孝明天皇の御妹内親王である和宮様が十四代将軍・徳川家茂公に降嫁する段取りも進められました。
ここに展示の「長持」は、京都御所出開帳の際、尊神様を納めるために使用されたものです。「長持」の家紋は、出開帳のための実質的な動きをした旗本・水野家の家紋です。
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永代合同供養墓『久遠寿廟』
当山に完成した永代合同供養墓『久遠寿廟』に納骨を致しました。
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