エル・ハダヴィ再来山 ワークショップ開催
令和7(2025)年9月5日、ドイツを本拠地とする総合身体技法の会「el Haddhawi」(エル・ハダヴィ)一行13名が遠寿院を訪れ、日本側参加者と合わせて計20名で終日ワークショップが行われました。
前半は住職の指導により止観瞑想、読経瞑想、唱題行が行われ、後半は会の主催者であるIngo Rashid(インゴ・ラシード)氏によるリードで神秘主義瞑想、回転運動によるダンスマカーブルなどが行われました。
また日本側参加者による身体覚醒運動としてのビオダンスも行われるなど、多彩な内容の一日となり、東西文化交流の一端ともいえる様相となりました。
なお一行は、信州戸隠神社、青森恐山など日本の霊場を巡り帰国する予定です。


2025年9月28日(日) お彼岸のお堂ライブ
弘前大学『津軽三味線サークル』

来る9月28日(日)午後2時より、当山にて恒例のお彼岸お堂ライブ「津軽三味線サークルによる演奏会」を開催致します。入場無料です。ぜひ、ご来山下さいますよう、ご案内申し上げます。
【日程】
令和7年9月28日(日)
【開演】
午後2時~
(開場:午後1時半)
【場所】
表堂
【演目予定】(約70分)
津軽じょんがら節、津軽甚句、連奏、祭音 ほか
当日、若い演奏者達の成長を願い、『喜捨箱』を設置させて頂きます。ご協力、よろしくお願い致します。
弘前大学津軽三味線サークルは2005年に結成されました。現在では60名ほどのメンバーによる日本最大級の大学津軽三味線団体です。先輩から後輩への個人指導と公演前の合奏練習によって演奏技法や曲目が伝えられています。
津軽の地で三味線に出会った学生たちがお届けする、若さあふれる情熱のパフォーマンスをご堪能下さい。
遠寿院での演奏は2024年に続き、11回目になります。
サークルのHP
2025年5月26日(月)~28日(水)
遠壽院修法師会
沖縄研修 慰霊の旅
1日目 |
琉球山法華経寺において修法慰霊法要。法華経寺の御山主は遠壽院加行門人の伊東政浩上人。 「ひめゆりの塔」慰霊参拝。平和記念資料館見学。 「平和記念公園」参拝。 |
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2日目 |
糸数壕「アブチラガマ」巡拝。 琉球祖神アマミキヨ上陸の地「ヤハラヅカサ」参拝。 アマミキヨ最初の聖地「浜川御嶽(ウタキ)」参拝、法味言上。 |







2025年5月23日(金)~5月28日(水)
スズキ・ユタカ アート展
『謎めきへの旅・序』
屋久島在住のアーティスト鈴木豊さんの個展が客殿を会場に催されました。
今回は作風も幻想的となり、会場全体が不可思議境の雰囲気に満ちていました。
期間中は大勢の方々がご来場され、熱心に作品を鑑賞していました。
個展の様子

展示作品(一部)


記念撮影

スズキ・ユタカ略歴
1978 千葉美術シンポジウム展賞受賞
1981~91 東京都美術館・青枢展参加
1985 市川観音寺 襖絵・杉戸絵制作
1986 中山遠壽院 本堂天井画制作
1987 八潮妙光寺 本堂彫刻原画担当
1992 「日本の禽譜鳥学の足跡」羽図挿画
1994 富里潮音寺 本堂天井画制作
1997~09 ギャラリー虹アートサークル主宰
2016 屋久島「命の樹」 遠壽院展開催
2019 大阪槃若寺 本堂天井画制作
2023 <生起&予感> 遠壽院展開催
お問合せ
スズキ・ユタカ
ウェブサイト屋久島ギャラリー虹
ギャラリー虹ホームぺージ
2025年4月5日(土)
ぬなどクラブ来山


4月5日午後2時~ 住職による講話を行いました。(参加者15名)
内容
遠寿院では明治になる直前の幕末期に表堂の鬼子母神像を二度に渉り京都へ出開帳をしました。その際京都御所禁裏において、孝明天皇並びに後の明治天皇となる当時の陸仁親王がご親拝になられました。また同時にこの時、皇女和宮の将軍徳川家茂公への降嫁の段取りも進められました。これは当時の公武合体という時代の流れの中での出来事でした。
以上のことについて遠寿院に残る当時の史料をもとに、歴史の隠された側面の光と闇を述べさせて頂きました。
2025年4月2日(水)
瞑想会


長年にわたり、毎月一回、瞑想会を行っています。今回は久し振りに4月2日に行われた会の様子をご覧下さい。
当日は8名の参加が有り、前半は「止観瞑想」、続いて「棺桶瞑想」、最後に「唱題行」を行いました。
桜の花開く四月初旬は気持ちの良い時期です。参加の皆さんも清々しい時間をお寺で過ごし、帰路につきました。
2025年2月18日(火)
大荒行成満祈祷会



大荒行を成満した行僧たちは、2月18日再び当山へ戻ってくる。そして鬼子母神へ無事に成満したことの報告を兼ねて水行する。
今年の2025年2月18日はよく晴れ、日差しもありましたが、大寒波の影響で風は冷たく、最高気温も一桁までしか上がりませんでした。白梅はほぼ満開の一方、紅梅はまだ蕾が多く如何に今年の冬が厳しい寒さだったのかが分かります。その厳しい寒さの中、荒行を成満された行僧は多くの参詣者が見守る中、正午より水行を行い、その後、法楽加持を厳修致しました。
正午:水行式
午後1時頃より:荒行成満報告祈祷会(大祈祷会)
2025年2月10日(月)
荒行成満会


寒百日間の荒行修行が終わり、無事満行を迎えられた荒行僧へ許証授与などの式典が行われました。
6時30分頃 瑞門が開く
7時30分から8時頃、満行した荒行僧の法楽加持(御祈祷)
9時頃 許証授与式
『表堂』展示案内

江戸幕末期、激動する国内外の難局に対応するため、天皇家と幕府が協力し合い「公武合体」と云う方針が生じました。
その一環の動きとして、将軍家より尊崇されていた遠壽院の表堂奉安の鬼子母尊神像が、 東海道を幕府警護のもと大行列で京に上り、京都御所禁裏において当時の孝明天皇、また後の明治天皇となる睦仁親王が尊神を御親拝になられました。
その結果、「天拝尊神」号を賜ることとなりました。

この京都出開帳は、文久元(一八六一)年と慶応二(一八六六)年の二度に渉り行われました。
また、この出開帳と共に孝明天皇の御妹内親王である和宮様が十四代将軍・徳川家茂公に降嫁する段取りも進められました。
ここに展示の「長持」は、京都御所出開帳の際、尊神様を納めるために使用されたものです。「長持」の家紋は、出開帳のための実質的な動きをした旗本・水野家の家紋です。

永代合同供養墓『久遠寿廟』
当山に完成した永代合同供養墓『久遠寿廟』に納骨を致しました。

