「疫病に対する日本仏教の捉え方」 疫病流行というものは、古来より人々にとってはその対処法に苦しめられて来ました。医療が発達した現代においても同じことに変わりはありません。 しかし、私たち日本人の精神文化として「疫病」というものを単に厄介物として捉え、悪いものとして排除することだけを考えるのでは無く、「疫神」として相対し、目に見えない障りを支配する魂魄に「お鎮まり頂く」と云う心を培ってきた歴史があります。それは取りも直さず「自分の利害」だけを中心とするのでは無く、日頃の自身の生活全般を含めた「生き方」を見直し、また反省し縁有る人々を大切にし合ってこそ始まる、と云うことでもあります。 世界は勿論、日本も含めて大変な状況ではありますが、時流に流されること無く「日本人としての祈り」を大切に過ごすことが求められている時代だと確信致します。またそのことが、いずれ世の中に良い形で現れる根本である、という姿勢が「日本仏教」の教える所でもあります。 2022年6月 合掌九拝 住職識
本年の世界的疫病の流行に伴い、遠壽院流祈祷相伝の修法伝書に則った『疫病払』符を遠壽院檀家・信徒・加行門人を中心にご縁の方々に授与しています。皆様のお役に立てれば有難いです。 2020年9月 遠壽院住職
↑護符をクリックすると 印刷用のPDFが表示されます。
玄関内側の高所、ご都合の良い所などに貼り、 「御守御札」としてお使い下さい。
2020年10月2日付 中外日報 『中外日誌』に掲載されました。 ※記事をクリックすると拡大します。
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