遠寿院

〒272-0813
千葉県市川市中山2丁目3-2
TEL:047-334-2386 FAX:047-332-8157

HOME > 奉賛会 > 設立趣旨文

設立趣旨文

正中山遠壽院 新「奉賛会」設立趣旨文

 檀信徒並びに大乗会の皆様におかれましては、お変わりなくお過ごしのことと御拝察申し上げます。

 さて、遠壽院は「根本御祈祷系授的傳加行所」と称され、また「荒行堂」とも通称されるように加行道場として、約四百年の歴史と伝統を有する、一般寺院とは異なるお寺であります。

 当院の荒行堂は毎年十一月一日より二月十日までの寒壱百日間開堂致しておりますが、その荒行堂を護持し入行される修行僧を外護する目的で、昭和四十九年六月に「尊神を護る会」が発足され、平成三年七月に「遠壽院荒行堂護持会」、平成九年七月に「奉賛会」と会名変更し、遠壽院荒行堂の護持と外護を中心に、遠壽院に御縁の有る方々、遠壽院荒行堂成満者の僧侶で活動して来ました。

 遠壽院は、日蓮聖人直授伝来、正中山正嫡の大秘法を相伝した第三代日久上人によって集大成された修法伝書を、代々の住職が相承する任を負ってきております。これにより当院は、遠壽院流祈祷修法の相伝所としても、広く世間に知れ渡っているのです。

 この荒行が行われる読経堂と称される御堂には、壇上高く荒行願満鬼形鬼子母尊神が御安置されています。この御本尊は、元禄年間に京都の仏師如水によって丹精込められた一刀三礼の謹作で、文字どおりの鬼形の相をした六尺余りの威容をもつ御像で、秘法の本尊として、一般には一切秘蔵となっています。

 以上のように、当院は荒行堂を抱え、修行僧が寒百日間の行をする所でもあるのです。

 昨年までは、先に述べました通り、荒行成満僧とお寺に御縁の有る方々を中心に活動してまいり、特にお檀家の皆様方にはご案内を致しませんでしたが、遠壽院お檀家の皆様にもより菩提寺であるお寺が、全国から荒行修行寒百日の僧が修行に来る所であるという事をより深く知って頂き、多くのお檀家さま並びに信徒の方々に、その護持と外護をして頂きたく、会の趣旨を説明させて頂きました。

 また、本年より会も新たにスタートし、会則も変更致し、檀信徒を中心に活動していくことになり、会を通して、檀信徒皆様どうしの交流と和融をはかって行きたいと思っております。正中山遠壽院「奉賛会」の目的は、荒行堂の伝統を継承している遠壽院住職(傳師)を奉賛し、かつ鬼子母尊神の尊厳と伝統を護り、荒行堂の外護を通して、その礎となる遠壽院を護持していくことであります。

 本会の会則も当HPに掲載しておりますので、お目を通していただき、その趣旨に賛同を頂き、「奉賛会」にご入会いただければ、ありがたく思います。

平成十九年六月吉日
正中山遠壽院奉賛会事務局

ページの先頭へ