「The Spirit of Japan」(日本の魂)inドイツ
(2009年10月21日(水)~10月27日(火))
2009年10月21日(水)~27日(火)、ドイツにおいて開催された日本文化庁後援のフェスティバル「The Spirit of Japan」(日本の魂)のオープニングパフォーマンスとして、遠壽院に伝わる木剣祈祷を行いました。
主催者である総合身体技法の会「el haddawi」(エルハダヴィ)のリーダー、Mr.Rashid(ラシッド)からの要請があり招待参加したもので、遠壽院奉賛会の石崎寛司さんにも同行して頂き、色々と補佐をして頂きました。詳しくは後述する石崎さんの同行記をご覧下さい。
フェスティバル当日の写真
|
|
フェスティバルの開催されたドイツでのスナップ写真
|
|
フェスティバル参加者とのスナップ写真
|
|
戸田上人、ドイツバイエルンの或る町にて・・・
「ブディスト」彼らは尊敬を込めてこんな呼び方をする。ドイツ、ミュンヘンから列車にゆられること1時間、遠壽院のある市川市と友好都市である「ローゼンハイム」の次の田舎駅「バドエンドルフ」(Bad Endorf)で、日本の文化庁後援による「日本の魂」(The Spirit Of JAPAN)と題するフェスティバルが行われた。
「マリアス・キノ」という文化財的な映画館を貸し切り、それは行われた。「桜の木」と表するドイツ人女性太鼓奏者たちによる和太鼓が並ぶ中、オープニングセレモニーとして、遠壽院伝師戸田日晨上人の読経と祈祷が始まった。100人を超える観客はコトリとも音を立てず喰い入る様にその様を見つめている。30分程の一連の儀式の中、外国の見知らぬ人々も拍手をしてはいけない宗教的な意義深いものを感じられるのだろう。その静寂の中ドイツ人グループによる和太鼓の演奏の始まりに継ながっていった。
太鼓の狭間に、ドイツ人の人々の体技のパフォーマンスへと続き初日を終える。2日目は日本人女性3人によるモダンダンスのパフォーマンス。ドイツ人はダンスが好きなのか、終わった後に延々と「ブラボー」の感声と床踏みが続いていた。3日目、居合道の初伝・中伝・奥伝の秘太刀が舞う。福島哲弥氏と大乗寺住職大内義雄上人の秘技が終わると、お二人による模範試合、すさまじい日本刀の太刀筋と真剣同士のぶつかり合い。最後は福島氏の能の謡いと大内上人の声明で3日目の幕を閉じた。
全てではないにしろ日本人の魂をドイツの人々に伝えられた3日間であったと思う。主催者のドイツ人ラシッド氏と戸田伝師とは日・独の隔りを超えた永い付き合いの友人だとか。少し不思議な、胸を張れるドイツの5日間でも有った。
同行記 石崎寛司(奉賛会事務局)
★写真をクリックすると拡大します。
★日本の新聞で紹介されました。写真をクリックすると拡大します。