インド紀行(2007年2月23日(金)~3月2日(金))
作家・曽野綾子さんが中心となって活動している『JOMAS(海外邦人宣教者活動援助後援会)』が出資された、不可触民(アウトカースト)のための学校の開校式に、日本の仏教僧として出席致しました。
【学校名】ラヨロスクール
【場 所】ビジャプール(バンガロールから北西に500キロ。自動車で13時間)
※アウトカーストとは、インドの階級社会(カースト)に入ることも許されない最下層の人々のこと
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インド紀行随想 日蓮聖人がご自身の出自を述べる時、敢えて「旃陀羅(せんだら)が子」と称することが度々ありますが、この「旃陀羅」とは主としてインドの差別社会を構成している「カースト制」中最下層の民、即ち「不可触民」のことを示しています。正確にはカーストの最下層である奴隷よりも「下」である、ということから「アウトカースト」と位置づけられ、2000年以上の長きに渉り虐げられてきました。この人々は自分の正式な名を正しく呼ばれることが一生のうちに何度あるか、という様な凄まじい差別社会に生きています。(但し現在のインド社会では公的にはカースト制は無いものとされている) |
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~☆~ あとがき ~☆~ このインド紀行については、月刊『新潮45』(2007年4月号・新潮社)において作家・曽野綾子さんが連載さている「或る変容~夜明けの新聞の匂い~」に詳しく書かれておりますので、ぜひご覧下さい。 |
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