12月13日(金) 第39回修法研修会
「現代修行道場の諸問題」
-行堂は本来如何にあるべきか-
今回初めて当山住職が講師をつとめました。
中外日報2019年12月20日号
仏教タイムス2020年1月1日号
修法研修会の様子
記
日時
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2019年12月13日(金) 午後2時開講、5時半終了
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会場
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中山遠壽院
(市川市中山2-3-2)
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講師
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遠壽院荒行堂 戸田日晨 傳師
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講題
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「現代修行道場の諸問題」-行堂は本来如何にあるべきか-
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会費
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3,000円
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お問合せ
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遠壽院 TEL 047-334-2386
(本院直通・午前9時~午後4時まで)
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~ 講題要旨 ~
「現代修行道場の諸問題」-行堂は本来如何にあるべきか-
「行堂問題」とは何か。と問われて即答出来る人は少ないであろう。遠壽院の立場から云えば、明治期以降、近代宗門の機構制度に寺院、教師(僧侶)が吸収されていく中、「五行制度」が形造られ「行の回数を重ねれば絶対である」という権威指向が生じることにより、本来は行数とその人の人格形成とは全く別物であるべき事が、「行数絶対主義」でまかり通ってきた歴史がある。
その様な経緯の中で生起した事件が昭和22年12月29日に実行された「行堂脱走事件」である。この歴史と伝統を踏みにじる流れは、実は今日に於いても益々その形を変えて行堂を巡る底流に存在しているのである。今回は、伝統教団各宗派が抱える諸問題も点描しながら、今まで公にはしなかった行僧の実態も述べる形で問題の所在を提起したい。
講師 戸田日晨 傳師プロフィール
1953年、東京都練馬区 西中山妙福寺にて戸田日輝の三男として生まれる。
國學院大学文学部哲学科卒業。立正大学大学院中退。
遠壽院大荒行五行成満。
以降、毎冬(11月1日~翌2月10日)、寒百日の荒行中は行僧指導に専念している。現在、正中山遠壽院住職、遠壽院荒行堂36世傳師、遠壽院総合修法研究所所長。
【著書】
『日蓮宗の修法について』他